帳によって空が暗くなるシーンなんとも不穏な空気が増していきます。
「帳(とばり)って何?」「セリフは何だっけ?」
ここでは帳を下ろす際のセリフや解除の方法、帳の種類などについてまとめました。
【呪術廻戦】帳とは?
一般的な「帳」の意味は?
まずは一般的な「帳」の意味を見てみましょう。
帳
音読み…「チョウ」 訓読み…「とばり」
意味…垂れ幕、引き幕、ものを書くために紙をとじたもの
参考:https://www.kanjipedia.jp/kanji/0004795100
呪術廻戦の「帳」とは?
『呪術廻戦』の「帳」とは、呪文を唱えると発動できる結界のことです。
呪術師が任務を実行する際には、非呪術師になるべく影響を与えないために現場の周りに帳を下ろして呪霊を祓います。
他にも、敵を攻撃する際に出入りできないようにする目的で使用されることも。
効果
効果の種類
視覚効果
帳を下ろすと空が黒くなり、中の様子が外の呪術者には見えなくなります。呪力のない非呪術者には帳の存在がわからないので中が透けたままですが、中で何か起きていても認知できません。
術式効果
帳の中と外は、基本的には行き来できません。しかしときには、「○○は入れる」「△△は出られない」のように条件をつけることもできます。結界の効力の足し引きに使えるのは、呪力にまつわるもの(人間、呪霊、呪物)のみです。
副次的効果
帳が下りると電波が妨害されます。そのため連絡手段がなくなってしまわないように人員配置を考えなければなりません。
使用例
6巻44話「京都姉妹校交流会ー団体戦11ー」では呪詛師たちが高専を襲撃するときに帳を下ろしています。
この時の帳は視覚効果より術式効果が優先されたもの。
帳が下りきっていないように見えても術式上は既に結界が完成されています。
しかも、五条先生が入れないかわりに他の人は自由に出入りできるという複雑な帳です。
嘱託式とは
嘱託式
帳の「基」にあらかじめ結界術を組み込んでおき、他者に託して発動させる帳のことを、嘱託式の帳と呼びます。
帳の強度は発動させる術者の呪力の強さに影響されます。
嘱託式では、帳の情報は「基」に入っているので、発動者の呪力がさほど強くなくても、強度の高い帳を下ろすことが可能です。
使用例
渋谷事変では、嘱託式の帳がいくつも使われています。
嘱託式の帳を整えたのは夏油。
各ポイントで部下たちが帳を発動させ、基を守っています。
10巻87話「渋谷事変5」では虎杖悠二が蝗GUYが守っていた帳の基を発見し壊すシーンが登場します。
発動時のセリフは?
帳を発動させるには、以下のように唱えます。
闇より出でて闇より黒く その穢れを禊ぎ祓え
出典:呪術廻戦 1巻6話 芥見下々 株式会社集英社 初版発行 2018年 デジタル版発行 2018年
読み方は「やみよりいでてやみよりくろく そのけがれをみそぎはらえ」。
「禊」「祓え」の意味はそれぞれ
禊
音読み…「ケイ」 訓読み…「みそぎ」「はら(う)」
意味…みそぎ。水で身を洗い清める。また、そのまつり。
参考:https://www.kanjipedia.jp/kanji/0001807100
祓
音読み…フツ 訓読み…「はら(う)」「はら(い)」
意味…はらう。はらい清める。はらい。
参考:https://www.kanjipedia.jp/kanji/0006139500
となっており、『呪術廻戦』呪いを祓い清める意味として使用されているようです。
ちなみに禊祓(みそぎはらえ)という名詞もあります。
川や海の清い水につかり身体を洗い滌(そそ)ぎ、ツミやケガレを祓(はら)い清めること。「祓(はらえ)」の一種。
出典:https://kotobank.jp/word/%E7%A6%8A-138728
解除方法
帳を下ろした呪術者もしくは呪霊が倒されると帳も消滅します。
物語中で明言はされていませんが、帳を下ろした呪術者なら解除する方法があるのだと思われます。
呪術者が倒されるまで解除できないとなると、高専関係者が任務を無事終えた後は帳が残ってしまうことになるので。
嘱託式の帳の場合は帳の基が壊されると帳が解除されます。
まとめ
・「帳」とは結界のこと
・嘱託式は基に結界術を組み込んで他者に発動させる帳
・帳を下ろすときには、決まったセリフを唱える
・呪術者もしくは呪霊が倒されると帳も消滅
・嘱託式は帳の基が壊されると解除される
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